ごあいさつ

これまで道内各地の総合病院と精神科病院で、合わせて20年以上こころの医療に携わってさまざまな経験を積んできました。心がけてきたことは、生きづらさや困難を抱えている方に対して、長期的な視点に立った対応をご本人と共に考えて行くことと、できるだけ少ない種類、容量での薬物治療を行うことです。また、ご高齢の方の物忘れを含めた精神的な症状や不安などに積極的に対応していくことは、地域の中で特に重要な役割と考えております。
来院していただいた方の悩みに寄り添い、本人や関わる人達の生活の質が少しでも改善できるよう、職員一同努力していきます。よろしくお願いいたします。
                院長  長栄 洋(ちょうえい ひろし)

院長略歴

長栄 洋(ちょうえい ひろし)…
1997年札幌医科大学卒業
医学博士(札幌医科大学2003年)
精神保健指定医
精神神経学会認定精神科専門医

副院長略歴・ごあいさつ

長栄 未来(ちょうえい みらい)… 2005年札幌医科大学卒業。精神保健指定医

 神さま私にお与えください
 自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを
 変えられるものを変えていく勇気を
 そして二つのものを見分ける知恵を

 この文章は、「平安の祈り」として知られるものです。私は特定の宗教を信仰しておりませんが、この文章は困難を乗り越える技法が凝縮されているように思います。診察でも自身の人生においても、困ったときにはこの言葉を思い出し、基本に立ち返るようにしています。
 困っている症状を、変えられる可能性があるものと変えられないものに分けて考える。「変えられるもの」は薬物療法を中心とした精神科治療の選択肢を提示し、改善を目指す。一方、「変えられないもの」を受け入れるとは、病気や障害の受容、また自分が自分自身であることを受容することでもあります。受容と一言で言っても簡単でなく、本当に難しいことで、受け入れていると長年思っていたのが実はまだ受け入れていなかったのだと気づいたり、受容には様々な段階があるようです。
 変えられるものを変えるのを援助し、変えられないものとどう付き合っていくか共に考える、精神科はそういう役目の場所だと思っています。お役に立てたら幸いです。